参考：常用字解 ISBN:458212805X
コウイン：光陰(コウイン)矢のごとし。(漢検２級(b) H13-1-(9)-25)
「光」は，「火」＋「人」の会意文字です。頭上に「火」をおいて，火を強調しています。なお，星の光は，「晶」です。
「陰」は，「阜」(こざとへん)＋「(右の部分)今，云)イン」の形成文字です。「阜」は，神が天に昇る梯子を意味します。丘，山を表します。「(右の部分)今，云)」の「云」は，雲を表し，「今」は，蓋を表します。気を閉じこめているということ表します。「阜」が神の動きを表し，そのとき発する「気」と閉じこめたというのが「陰」ではないでしょうか。反対の「陽」は，玉(=日)にこけられた気を解き放つという意味があります。ともに「阜」がついています。
「光陰」の「光」は太陽(日)，「陰」は月を表し，「月日」のおしゃれないい方ではないでしょうか。
「光陰(コウイン)矢（ヤ)のごとし」は，月日の過ぎ去るのはまるで飛ぶ矢のよう
であるというたとえです。このあとに，○○を怠らずに行え，といったように使われます。
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