参考:常用字解 ISBN:458212805X
ユサン:物見遊山(ユサン)の人波でいっぱいだ。(漢検2級(c) H13-1-(9)-04)
「遊」は,「之」+「(その上の部分)(ゆう)」の形成文字です。「之」は,歩いて行くという意味です。「(その上の部分)(ゆう)」の「子」は,子供ではなくて,人を表し,それ以外の部分は,風になびいている旗を表しています。旗に祖先の霊を宿してそれに付き従って出行すること字です。「遊ぶ」は,本来は,神霊が遊ぶという意味でしたが,人が遊ぶことにも使われるようにありました。
「山」は,象形文字で,連なっている山を表します。本来は,山脈の山を指し富士山のように火山で出来た山は指しません。
「物見遊山(ものみゆさん)」は,行楽に行くという意味です。「山」が含まれているせいか,花見,紅葉狩り,山へ散策に行くときに使うようです。海水浴にいくときには,使いません。
関連 id:takuto-akira:20050915#kanji
今日の問題 トウジョウ:飛行機のトウジョウ券を受け取る。
左に書いてあるカタカナを漢字(必要に応じて送りがなも)に直そう。思い出すまで考えよう。
解答解説は:id:suehiro3721p:20050916#kanji
思い出そう
フケル:まだ,フけるほどの年齢ではない。
id:suehiro3721p:20050908#kanji
シモン:大臣は審議会にシモンする。
id:suehiro3721p:20050825#kanji
コウイン:コウインのごとし。
id:suehiro3721p:20050728#kanji