１日５分で英語を身に付ける訓練メール
12/26の訓練メールから
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今日のコラム
Basic English その１２
ゲルマン語彙＋米国風言い回し
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紀元前５世紀ごろ，ケルト人が住みつきます。1000年ほどたって，5世紀に，
ゲルマン系のアングロ・サクソン族が英国にやってきます。ケルト語＋ゲルマン語
で，出来上がった言葉を，古英語といいます。アングロ・サクソンのアングロの言葉
ということで，English です。
1066年，英国はフランスの支配下に入り，400年これが続きます。土着の英語が
かなり破壊され，文法が単純化し，語彙がフランス語化します。英語が語順の言葉
となったのはこの時代です。単純な文法に外来語吸収しやすいという英語の特色が
出来上がります。ただ，まだ Do がなく，疑問文は動詞が先頭に来ています。
この頃の英語を中英語といいます。
16世紀から17世紀にかけて，英国はルネサンスに入ります。印刷機の使用も
はじまり，綴りが固定化します。Do も使われるようになり，疑問文がシンプルに
なります。こころに成立したのが英語を，近代英語といいます。このあと，英国が
海外に多くの植民地を持ち，植民地のひとつだった米国に英語の中心が移動して
いきます。
Basic English は，語彙は古英語のゲルマン系が多いです。古い歴史の中で
残ってきた語彙で，組み合わせることで広い表現力を持ちます。語法・文法は，
近代英語でさらに，米国でよく使われている用法を使います。これで，シンプル
な言い回しになります。語彙が少なく，文法が単純で，なおかつ，英語として
正しいというBasic Enlish はこのような背景で成立しています。
