参考:常用字解 ISBN:458212805X
トコナツ:常夏(トコナツ)の島を船で旅した。(漢検2級(c) H13-1-(9)-13)
「常」は,「巾」+「尚(しょう)」の形成文字です。「巾」は布を意味します。「尚」は,「窓」と「口(祝詞いれる器)」を含み,神の気配がただようところを意味します。「常」は,それに「巾」をつけて,布の端を表し,そこがまっすぐになっていることから,「つねにかわない」の意味を持ちます。
「夏」は,頭に冠をつけて踊る姿の象形文字です。これは,中国の南の方の民族の踊りを表して,そこから,「なつ」の意味になったのではないかと思います。
「常夏」は,椰子(やし)の実のなかに出来る白い部分(ココナッツ)とひっかけた言葉かもしれません。椰子の木がなるような海岸のリゾート地の形容詞として使います。いつも夏といっても,熱帯の砂漠地帯の形容詞としては使いません。
関連 id:takuto-akira:20050930#kanji
今日の問題 タ:松の枝をタめて形を整える。
左に書いてあるカタカナを漢字(必要に応じて送りがなも)に直そう。思い出すまで考えよう。
解答解説は:id:suehiro3721p:20051003#kanji