英語多読3原則
1 辞書は引かない (引かなくてもわかる本を読む)
2 分からないところは飛ばして前へ進む (わかっているところをつなげて読む)
3 つまらなくなったら止める (1 2 の原則で楽しく読めない本は読まない)
この多読原則は,「辞書を引かなくても面白く読める本を読む」ということを3つに分けているだけです。
これは,昨日の
を形成する上で重要な指針となります。辞書をほとんど引かずに英語絵本多読を実践している私の感覚では,子供時代の言葉獲得能力がよみがえってきた感じです。つまり
英語脳 e音(字) → e言葉 → e意味 → e理解
↑↓ ↑↓ ↑↓ ↑↓
ベースの脳 b音(字) → b言葉 → b意味 → b理解
↑↓ ↑↓ ↑↓ ↑↓
日本語脳 j音(字) → j言葉 → j意味 → j理解
が活性化したのだと思います。
ベースの脳 b音(字) → b言葉 → b意味 → b理解
英英辞典をならいいかというと,英英辞典を利用した理解の仕方だと
の構造になるので,足腰が弱くなります。つまり,英和辞典も英英辞典も引かずに読むのが,英語学習では一番いいということです。
英語脳 e音(字) → e言葉 → e意味 → e理解
↑↓ ↑↓
ベースの脳 b音(字) → b言葉 → b意味 → b理解
↑↓ ↑↓ ↑↓ ↑↓
日本語脳 j音(字) → j言葉 → j意味 → j理解
では,辞書を引いた学習は役に立たないのかというと,英語の本のレベルというと,ハリー・ポッターが辞書なしで読めるようなレベルになったら,英英辞典が役立ちます。これは,私たちの読書のことを考えると分かると分かると思います。マジック・ツリー・ハウスの日本語版を読むときに,国語辞典を引きながら読むのはかなり異常です。児童書(ハリー・ポッター等)を卒業して,大人の本を読むときに,一冊につき多くても10語程度辞書を引くというのが自然な読書でしょう。赤川次郎の本を読むときに辞書を1ページにつき3つも引いていたら読書が嫌いになると思います。
旧字旧かなで書かれた哲学入門書(日本語の本)を徹底的に国語辞書/漢和辞典を引くという行為を大学時代したことがあります。日本語の語彙が急激に増えました。英語もこのレベルになると,辞書を引く行為がかなり有効だと思います。
英英辞典ですが,何冊か購入して調べたところ,やはり,辞書を引いて勉強してほしいという想定は,小学高高学年以上です。ハリー・ポッターが読めるレベル以上です。マジック・ツリー・ハウスが難しいというレベルを想定した辞書もありますが,このレベルの辞書は,分からない用語を調べるという辞書というより,絵本に近い辞書です。
絵本に近い辞書
The Sesame Street Dictionary (Sesame Street): Over 1,300 Words and Their Meanings Inside!
- 作者: Linda Hayward,Joe Mathieu
- 出版社/メーカー: Random House Books for Young Readers
- 発売日: 2004/03/23
- メディア: ハードカバー
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
Richard Scarry's Best Picture Dictionary Ever (Giant Little Golden Book)
- 作者: Richard Scarry
- 出版社/メーカー: Golden Books
- 発売日: 1998/06/28
- メディア: ハードカバー
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
↓マジック・ツリー・ハウスを卒業,ハリー・ポッターレベル 辞書
小学校高学年用辞書
Scholastic Children's Dictionary
- 作者: Scholastic Inc.
- 出版社/メーカー: Scholastic Reference
- 発売日: 2002/06/01
- メディア: ハードカバー
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (14件) を見る