ここ２年ほど，日本国内での洋書の売上げが急増しているそうです。みなさんの近くの本屋さんの洋書売り場が拡がっていることに気付きませんか。あれは，洋書の売上げが伸びたためです。GR関連では，イギリスから海外向けの出荷で，日本向けの出荷が，世界２位となったそうです。
- 洋書がインターネットで購入可能
これは，アマゾンの影響ですね。買いやすくなりました。
- 洋書の値段が下がった(通販も店頭も)
アマゾンでの値段が従来での日本国内での値段に比べて安いため，対抗上，洋版(洋書を本屋に卸す問屋，取り次ぎ会社)が，洋書の店頭での販売価格を下げました。
- 洋書入門書書籍を購入する層の増大
GR本や絵本を購入する層が増えました。これは，まずは，SSSの貢献。さらに，幼稚園，小学校でも英語熱の影響で，英米の小学校入学前/小学校低学年向きの書籍(キッパーシリーズなど)が沢山購入されています。これは個人が読むだけではなく，学校，塾，図書館の購入で大口の購入が増えていると思われます。
- 大人向け洋書を読む層の増大
洋書多読に慣れた層が，本格的な洋書を購入しつつあります。また，身近な人で洋書を読む人が増えると，あの人に読めるなら私も読めるかなと思う層が出来ます。本を購入するときに，今まで，日本語の本だけが対象でしたが，これからは，洋書も対象にする層が増大してます。
SSS の多読メソッドを実践した層が育ってきています。格好だけで購入しているのでなくて，本当に読む層が増えているため，この洋書ブームは，ブームに終わらずに定着するでしょう。列車で文庫本を読む人を見かけるように，ペーパーバックを読む人を見るのが普通になりますよ。
