天と地を測った男 伊能忠敬

天と地を測った男 (くもんの児童文学)

　プールに行くつもりでしたが，水着を忘れたため，手持ちの本を読みました。伊能忠敬の伝記です。子供用の本ですので，字も大きく振り仮名付きでした。後半には少しだけ，間宮林蔵も登場します。
　伊能忠敬は，漁師の網元の子として生まれ，家の没落，養子，商売を大きくする，隠居，日本地図作製です。隠居後，幼い頃からの自分の夢，自分の算術で世の中に役立つことをするという意志を貫きます。ヨーロッパかからの天文学も極め，日本全国を歩きながら，日本地図を作製します。
　北海道は，移動も困難を極め，自分の体力ではとても無理ということで，間宮林蔵に委託します。
　伊能忠敬は，4回結婚をしています。最後の奥さんは離縁します。その前の3人とは死別です。子供も沢山作っています。子供も何人か死んでます。このころの日本は病気で亡くなりやすかったのでしょう。立派な人も多いとあらためて，思いました。ご年配の方には，やる気が出る一冊ではないでしょうか。