A 社と B 社の比較表の分析から,A 社の特徴といえるものはどれか。
ア 売上高の増加が大きな利益に結びつきやすい。
単位 億円
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│A 社│B 社│
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│売上高 │1000│1000│
├────┼──┼──┤
│変動費 │ 500│ 800│
├────┼──┼──┤
│固定費 │ 400│ 100│
├────┼──┼──┤
│営業利益│ 100│ 100│
└────┴──┴──┘
イ 限界利益率が低い。
ウ 損益分岐点が低い。
エ 不況時にも,売上高の減少が大きな損失に結びつかず不況抵抗力は強い。
■キーワード■ 財務分析
■解答■
AN/PM/AE共通午前平成15年問43
ア 売上高の増加が大きな利益に結びつきやすい。
> 参考:http://www.pursue.ne.jp/jouhousyo/sysad/sysad018.htm
>
> ア 変動費=売り上げに応じて比例して発生する費用
> 固定費=売り上げがなくても発生する費用
> なので、変動費の少ないA社の方が、売り上げが増加した際利益に結び
> つきやすい。
> イ A社の限界利益率=(1000-500)/1000=50%
> B社の限界利益率=(1000-800)/1000=20%
> よって、限界利益率はA社の方が高い。
> ウ A社の損益分岐点=400/(1-(500/1000))=400/0.5=800
> B社の損益分岐点=100/(1-(800/1000))=100/0.2=500
> よって、A社の損益分岐点の方が高い。
> エ 固定費がB社と比較して多いため、不況で売上高があがらないときに発生
> する費用が多いことになる。よって、不況抵抗力はB社の方が強いといえる。
どうもありがとうございました。
> 用語解説(【売上高と限界利益率】を参照)
> http://www.tkc.co.jp/senkei/kaisetsu.htm
> 損益分岐点の考え方と算出法
> http://www.jnews.com/kigyoka/2001/kigyo0107.html
どうもありがとうございました。