長野のリレーと同時に，善光寺で法要が営まれていますが，TV報道がありませんね。
日本で報道されていなくても世界では報道されているでしょう。偉い！日本仏教！
http://www.ohmynews.co.jp/photo/20080426/24042
http://www.ohmynews.co.jp/photo/20080425/24037
TVでは，混乱がなくたんたんと進んでいると報道のようですが，
長野聖火リレー中継
http://live.omn-japan.jp/cgi-bin/live.cgi?id=37
前日の法輪功のデモ
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080425/24026
聖火出発前のスタート地点で
http://www.ohmynews.co.jp/photo/20080426/24043
有森裕子も，偉い！
今回の聖火リレーは社会的な注目を浴び、政治的な面と切り離せなくなった。
そうでなければ私も、喜びだけを胸に走っただろう。今回は、どう対応すべき
かいろいろ考えた。その末に、私自身がチベット問題や人権について考え、
多くの人々に五輪の理念である平和の大切さを伝えるためにも、しっかりと
走るべきだ、という結論に至った。世の中が強い問題意識を持っている時に、五輪やスポーツだけがきれい事
で済ますことはできない。オリンピアン（五輪経験者）であっても「世の中
の人々と別物で、幸せな世界にいて夢さえ与えればいい」という存在ではな
い。ましてスポーツは平和であってこそできるものだ。だから選手やスポーツ関係者には、聖火リレーや五輪が抗議活動に遭うこ
とを懸念するのはよいが「そうあってほしくないから抗議はやめよう」など
と言ってほしくない。「なぜこうしたことが起きたのか、解決するにはどう
したらいいか」を一人一人が考えることが大事だと思う。そこから、自分に
は何ができるかという発想も生まれる。必死で競技に取り組む現役選手は、
詳しく知って雄弁に語るのは難しいし、せっかくの五輪が混乱し気の毒だと
も思う。だが、自分なりに何かを考えてみてもいいのではないか。報道にも注文がある。今回の聖火リレーでは、抗議活動や警備などの事象
ばかりが取り上げられた。だが、人々が聖火リレーや五輪をきちんと迎え、
考えるためにも、もっと歴史的背景など、問題の根源についても伝えてほし
い。私の考え方がすべての人に理解されるとは思っていない。だが、走る以上は
私の考えをきちんと持ち、できる限り伝えた上でリレーに臨みたい。
【聞き手・石井朗生】
