神戸の滝川高校の校長の映像をみると，同じ教育関係者として情けなくなります。
私立学校の場合は，理事長の存在も大きいです。企業の不祥事のときに，会社の社長が出てきますが，私立学校では，理事長が会社の社長にあたります。記者会見は，理事長に対してやらないと意味がないかも。
学校内のいじめは，たいてはある程度のところで終わります。ある程度のところで終わらない場合は，いじめている人間が，政治家や理事長関係者の子どもとか，教育委員会の偉い人の子どもの場合です。この場合，校長がびびる，現場の先生はびびって，見て見ぬふりしてしまいます。やくざの子どものときも大変ですが，警察と相談するとかの行動を起こすことができます。
学校は，理事長や校長のものではなくて，卒業生のものであるというのが私の考えです。このまま，うやむやにしてしまうと，滝川高校のＯＢは，自分の高校に誇りがもてなくなりますよ。
地元の神戸新聞では，最初は，学校名の報道がありましたが，現在は，学校の実名報道はありません。扱いも小さくなっているようです。
滝川高校のＯＢは，いたるところにいると思います。学校の実名報道をしないように圧力をかけているところを見つけたら，即刻，それは学校のためにならない，反省するべきとこはしっかり反省すべきであると，圧力をじゃましてください。同窓会を開いて，真相究明を要求するという行動に出た方がいいでしょう。
なお，理事長は，トヨタ関係者ということで，トヨタ関係者が報道に関して，圧力をかけているというウワサです。そんなウワサが立たないような行動をしてほしいです。公明党も学校名の実名報道に圧力をかけているというウワサです。これも同じですが，こういうウワサが出ないような行動をしてほしいです。
教員経験のある私から言わせると，小さないじめはともかく，大きないじめは，先生は分かります。知らなかったというのはウソです。生徒の前で，「先生は絶対にいじめは許さない」と先生が言い切れば，いじめは激変します。理事長や校長が「私はいじめは絶対にゆるさない」と宣言して，各先生に，クラスで生徒の前で，そのように言えと命令すれば，ほとんどの先生はそのようにします。
この滝川高校のように，校長が知らなかったとか，いじめないなかったというとだめです。現場の先生もそのようになります。いじめられている生徒は絶望的になります。だから自殺したのでしょう。きっと，いじめをとめた生徒，先生に報告した生徒，また，職員室で，きちんと対応しようと声を出した先生もいると思います。そのつど，上がうやむやに処理をしてきたのでしょう。
ちなみに，私がいた日本総合ビジネス専門学校では，校長は，いじめは絶対に許さない，と言い切っていました。
以下の映像で，黄色の服を着ている人が言っているのが一番の真実でしょう。
