生物の進化の本を読んでいて気づいたことです。
原始的な動物は,精子みたいな形の動物がいます。代表は,おたまじゃくしです。おたまじゃくしは,成長すると,足が生え,陸上にあがれるカエルになります。ゴカイの幼生の形もおたまじゃくし形です。おたまじゃくしの形のときは脳にあたる部分があります。成長すると貝のようになり,脳がなくなります。これで思ったのは,おたまじゃくし形は,水中の直線的に移動する生物の基本形ではないかということです。
雌が卵子を作り,雄が精子をつくり,それが合体して受精卵になります。これが分裂してだんだんとその生物の体になります。ここで,ミトコンドリアは,卵子に含まれているもののみが使われ,精子側のものは受精時に消えます。ですから,ミトコンドリアは,卵子を提供する母親のものをそのままもらうことになります。ミトコンドリアは,もともと,別の生命体が細胞の中に寄生した生命体ではないかと言われています。細胞レベルで生命をみると命の合体があるといえます。
この細胞レベルで生命が合体してしまう機能が,卵子と精子の受精を可能にしている機能かもしれません。
今日,「千島学説」を検索していたら,精子に関してもなんか独自の理論があるようです。この千島学説は,ここ,岐阜大学で生まれた理論です。今も,だれか,この研究を引き続き行っている人が岐阜大学にいるかもしれません。探していますね。