ビー玉クラブの多読で,英語の語順通りに理解できるようになった場合,街角の英語の放送や,TV の CM の英語が聞き取れるようになります。マジック・ツリー・ハウス程度の児童洋書がそこそこ読めるようになります。
受験英語のおかげで,英語の文法はそこそこ分かるので,次のポイントとなるのが英語語彙力です。
英語の語彙力があれば,大人向けの洋書も読めるはずです。
では,英語の語彙力をどうしたらのばせるか?
- 急がば回れで,洋書を多読を通じて語彙力をのばす。文脈の中で言葉を覚える。
- Duoのような単語集で勉強する。例文の中で効率よく語彙の習得が出来る。
- 英語語彙を特別な方法で学習する。
- 呼吸,音楽に合わせて記憶
- 語彙のイメージをつなげて記憶
Duo を本屋さんでチェックしてきましたが,例文のセンスはなかなかいいです。このCD を何度も聞いて,耳を慣らし,例文の日本語から英文を口頭で言えるようにすればかなりの語彙力がつくでしょう。
あいまいな理解でたくさん読んで身に付けていくやり方は,裾野を広げて高い山をつくるようで,最終的な効果は大きいですが,時間がかかります。
私の日本語での体験では,『西洋哲学史要』(波多野清一?著)という旧字旧かなで書かれた本を,国語,漢和,哲学事典を引いてじっくり読んだときに,一番語彙力がアップしました。英語の場合は,ある程度の英語脳が付いたら,一冊の本を,辞書も引いて,徹底的に理解すると語彙力は飛躍するのではないでしょう。洋書だと,ラッセルの西洋哲学史*1など向いているかもしれません。ハリーポッタの第1巻も辞書を引きまくって,読んだら,そのあと,ハリーポッタの後の巻読みやすくなり,他の本も読みやすくなるでしょう。もちろん,英語の語順のまま理解するという前提です。
語彙は頭の中で別の語彙やイメージのつながりの中で記憶されています。Duo の例文はその点,うまい例文になっています。『奇跡の英単語』は,この語彙,イメージのつながりで,単語を一気に覚えようという発想の単語本です。1日50ぐらいの単語を毎日数珠繋ぎで覚えているのに大変いいかなと思います。
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今日の結論
『奇跡の英単語』を使って,毎朝,1ページ分のリストを見て,1日数回,思い出しの作業をやり,寝る前にもう1回やる,それを習慣にするのがいいのではないしょうか。
追記
自宅で本を確認したら,赤版*2の方がやりやすそうです。英語のページを音読しながら,頭で知っているかを確認するというやり方でやると良さそうです。著者は,右脳という言葉を使っていませんが,これはかなり右脳刺激の単語習得法だと思います。
赤版・奇跡の英単語―必須5,000語が1カ月の連鎖記憶法でOK (ノン・ブック)
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