『蘭学事始』

太平洋戦争前の本は，総ルビが基本ではないでしょうか？
かって，幸田露伴を読んだときは，戦前の古本で読んで，総ルビでした。幸田露伴は，五七調で文を書きます。音読してこそ，面白さが倍増します。
古典を総ルビで読みたいなと思っていました。今日は，本屋で，偶然

すらすら読める蘭学事始

を発見しました。
ページの上半分に総ルビで，古典の文章。下半分に現代語訳です。こういう本が読みたかったです。
あと，私の経験では，古典は，江戸時代は，今の私たちの言葉に近いので，それほど苦労せずに読めます。高校の古典の授業では，たいてい，古事記や日本書紀から始まり，伊勢物語，源氏…と昔のものから読みます。これだと，現代と言葉が違う順で読むことになり，難しいです。古典が苦手だった私は，高三のときに，江戸時代の『玉勝間』を読んで，いっきに古典が得意になりました。
この『すらすら読める○○』シリーズで，まずは，『蘭学事始』を読みたいと思います。