無線 LAN で使用される搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式はどれか。
ア CDMA
イ CHAP
ウ CSMA/CA
エ CSMA/CD
■キーワード■ CSMA/CA
■解答■
テクニカルエンジニア(ネットワーク)平成14年問35
ウ CSMA/CA
> CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)
> 無線LANに用いられているアクセス制御方式で、「搬送波感知多重アクセ
> ス/衝突回避方式」などと訳される。
> 無線LANではコリジョン(同じ回線を流れる信号の衝突)を検出できないた
> め、各端末は通信路が一定時間以上継続して空いていることを確認してから
> データを送信する。この待ち時間は最小限の時間にランダムな長さの待ち時
> 間を加えたもので、直前の通信があってから一定時間後に複数の端末が一斉
> に送信する事態を防止している。
> 実際にデータが正しく送信されたかは受信側からのACK(Acknowledge)信号
> が到着するかどうかで判定し、ACK信号がなければ通信障害があったとみな
> してデータの再送信を行なう。
> 下記HPを引用しました。
>
> http://e-words.jp/w/CSMA2FCA.html
どうもありがとうございました。
> 搬送波 ・・・Carrier
> 感知 ・・・Sense
> 多重 ・・・Multiple
> アクセス・・・Access
> / ・・・with(/)
> 衝突 ・・・Collision
> 回避 ・・・Avoidance
> 頭文字を取って、CSMA/CA
>
> ア CDMA【Code Division Multiple Access】
> http://e-words.jp/w/CDMA.html
> 「符号分割多重接続」の略。携帯電話などの無線通信に使われる方式の一つ。
> 複数の発信者の音声信号にそれぞれ異なる符号を乗算し、すべての音声信号を
> 合成して1つの周波数を使って送る。受け手は自分と会話している相手の符号を
> 合成信号に乗算することにより、相手の音声信号のみを取り出すことができる。
>
> イ CHAP【Challenge Handshake Authentication Protocol】
> http://e-words.jp/w/CHAP.html
> PPPなどで利用される認証方式の一つ。認証情報のやり取りが暗号化される
> ため、PAPなどよりも安全性が高い。CHAPでは、まず「チャレンジ」と呼ばれる
> 乱数文字列をサーバからクライアントに送る。クライアントはこれを元に自身
> のパスワードを暗号化して返す。サーバはクライアントのパスワードを記憶
> しているので、同様の暗号化をして、その結果とクライアントから返された
> 暗号とを比較することでユーザの認証を行なうことができる。途中経路で
> このやり取りを盗聴されても、手に入るのは暗号化された情報なので、
> パスワードを盗まれることはない。また、接続中にも何度となくチャレンジを
> 送信することで、「なりすまし」行為も防止することができる。
>
> エ CSMA/CD【Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection】
> http://e-words.jp/w/CSMA2FCD.html
> 「搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式」の略。LANで利用される通信方式
> の一つで、Ethernetがこれを採用している。データを送信したいノード(機器)
> はケーブルの通信状況を監視し(Carrier Sense)、ケーブルが空くと送信を
> 開始する。このとき、もし複数のノードが同時に送信を開始するとケーブル内
> でデータが衝突して壊れるので(Collision Detection)、両者は送信を中止し、
> ランダムな時間待って送信を再開する。この方法に従うと、1本のケーブルを
> 複数のノードが共有して、互いに通信する(Multiple Access)ことができる。
どうもありがとうございました。